New 新しいピル『マーベロン(R)21』について

2005年4月20日、低用量経口避妊薬「マーベロン®21」(製造販売元:日本オルガノン株式会社)が発売になりました。マーベロン®21は黄体ホルモンにアンドロゲン作用の少ないデソゲストレルを含有し、一周期あたりの卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)の総投与量も日本で使用されているピルでは最も少ない、一相性のピルです。 マーベロン(R)21


経口避妊剤の変遷(要約)
ピルは副作用を減らすために改良を重ねてきました。エストロゲン(卵胞ホルモン)は低用量化が進められ、現在の低用量ピルは安全な量しか含まれていません。一方のプロゲストーゲン(黄体ホルモン)も改良が進められ、アンドロゲン活性(男性化作用)が発現しない工夫(三相性にして総投与量を減らす)がなされてきました。マーベロンに含まれるデソゲストレルは、それ自体のアンドロゲン作用を少なくした新しい黄体ホルモンです。

経口避妊剤の変遷(要約)



経口避妊剤の種類と投与法
マーベロン®21の発売でピルの選択肢が広がりました。

経口避妊剤の種類と投与法


経口避妊剤の種類と特徴
ピルには一相性と三相性があります。それぞれの特徴があるので、自分のライフスタイルにあったものを選びましょう。

経口避妊剤の種類と特徴

スポーツ、仕事、レジャーなどの都合で月経周期を調整したい場合は一相性が便利です。また、子宮内膜症があり月経の回数を少なくしたい人も一相性がよいとされています。


ホルモン剤投与によりみられるホルモン依存性の副作用
低用量ピルでは、副作用はきわめて少ないとはいえ、気持ちが悪くなる、乳房が張る、頭痛、性器からの出血などが生じることがあります。ただし、これらの症状の多くは、二、三周期(のみ始めて2〜3カ月間)で消失する場合がほとんどです。しかしこのような症状が続く場合には、他のピルに変更することが必要かもしれませんのでドクターに相談して下さい。
これらの副作用はピルに含まれるホルモンによるものですが、それぞれのホルモン量の少ないピルなどに変更することで改善が期待できます。

ホルモン剤投与によりみられるホルモン依存性の副作用


マーベロン®21はにきびを改善?
ピルに含まれるエストロゲンは肝臓でSex hormone binding globulin (SHBG)を増やす作用をもっています。SHBGは血液中のテストステロンと選択的に結合することにより、血中の遊離テストステロンを減少させ男性化症状の発現を抑制します。この作用はピルに含まれる黄体ホルモンのアンドロゲン作用により減少します。マーベロンに含まれる黄体ホルモン「デソゲストレル」はアンドロゲン作用が少なく、SHBGの増加を妨げないので、にきびなどの男性化症状を改善するとされており、海外では多くの報告があります。

エストロゲンとアンドロゲンの比較 マーベロン服用前、服用中のにきびのある女性の数

正しい情報の下で「マーベロン®21」を服用するために医療機関を訪れるようにしましょう。
(個人輸入でなく・・・・。)