Q.20 大きな病院なので毎回医師が替わります。医師によって意見が違うので戸惑います。
治療方針は、病院によっても、またそれぞれの医師によっても、微妙に、あるいは大きく異なることがありますが、同じ病院内でそのつど意見が違うのでは戸惑いますね。
ひとつの対処法としては、医師に言われたことを忘れないうちに書き留めておくのはどうでしょうか。
診察の際にその場でメモをとっても構いません。
「前回と言われた内容が違う」など疑問に思うことがあれば率直に聞いてみて、納得のゆくまで話してみるといいと思います。
また、それ以前に「自分はこうしたい」あるいは「こうはしたくない」というような治療についての自分なりのイメージをもっておくことも大切です。
不妊に関する一定の知識や治療の流れなどを知っておいた上で医師の意見を聞くと、「自分はこの意見には納得できる」「これはあまりしっくりこない」など、また違った面がみえてくるのではないでしょうか。
大きな総合病院、特に大学病院のようなところでは、曜日ごとに医師が替わる、また年度で医師が交代する、などのことが運営上やむを得ないデメリットと言えそうですが、
治療して妊娠した後に、同じ院内の産科に引き継げるというメリットもあります。
一方、不妊専門のクリニックにも大きな病院とは逆のメリット・デメリットがあるでしょう。
それぞれの機関ごとにも特徴がありますから、通院してみて自分に合わないと思えば、転院を検討してみるのもいいかもしれませんね。